日本産アマノリ属藻類紹介

海苔の豆図鑑

キイロタサの写真

no.23

和名

キイロタサ

学名

Wildemania occidentalis
〔ウィルデマニア オシデンターリス〕

所属

紅藻 ウシケノリ科 ベニタサ属

特徴

葉状体は赤紫色の長卵形ないし長楕円形で、しばしば裂葉をもっている。基部は楔形である。大きいものは長さ40 cm、幅7 cmくらいにまでなる。縁辺は波打っている。2層の細胞からなり、厚さは48‐62 ㎛である。各細胞は1個の色素体をもつ。雌雄異株である。生活環は調べられていない。

分布

北海道東部、千島列島、アメリカ西岸。漸深帯上部に生育する。


解説執筆

有賀 祐勝(あるが・ゆうしょう)

一般財団法人海苔増殖振興会副会長、浅海増殖研究中央協議会会長、公益財団法人自然保護助成基金理事長、東京水産大学名誉教授、理学博士

おしば標本の写真提供

菊地 則雄(きくち・のりお)

千葉県立中央博物館分館海の博物館主任上席研究員、理学博士

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