興味深い記念日の数々 ―「海苔ウィーク」に思いを寄せて― 2/3/齋藤 壽典 < 海苔百景 リレーエッセイ < ホーム

エッセイ&フォトギャラリー

海苔百景

海苔百景のトップに戻る 海苔百景のトップに戻る

リレーエッセイ 2016・春
興味深い記念日の数々 ―「海苔ウィーク」に思いを寄せて― 2/3/齋藤 壽典
水産物に関係した数々の記念日

かように興味深い記念日の数々ですが、次は身近な水産物に関する記念日に限定して大阪市水産物卸協同組合HPの「魚の記念日」を参照し、年初めから列記してみますと、1月10日「明太子の日」、2月3日(節分)「いわしの頭も信心から」、2月6日「海苔の日」、2月9日「フクの日」、2月14日「煮干の日」、3月3日(ひな祭り)「潮干狩り・ハマグリ、アサリ」、3月13日「漁業法規記念日」、3月20日「カツオの日」、3月24日「連子鯛の日」、4月13日「水産デー」、4月の第3日曜日「モズクの日」、4月23日「シジミの日」、5月4日「しらすの日」、5月5日「ワカメの日」、6月1日「鮎の日」、6月22日「かにの日」、7月2日(半夏生)「解毒作用のある蛸の日」、7月5日「穴子の日」、7月7日(七夕)「笹かまの日」、7月の第3月曜日「海の日」、7月土用の日「土用のうなぎ」、8月3日「鱧(ハモ)の日」、8月8日「タコの日」、9月4日「くじらの日」、9月15日「ひじきの日」、9月の第3月曜日(敬老の日)「海老の日」、10月4日「イワシの日」、10月10日「マグロの日」「魚(トト)の日」「缶詰の日」、10月18日「冷凍食品の日」、10月19日「いか塩辛の日」、11月11日「鮭の日」、11月15日「カマボコの日」「コンブの日」、11月23日「珍味の日」「牡蠣の日」「あんこうの日」、11月24日「鰹節の日」、11月29日「いいフグの日」、12月20日「ぶりの日」、毎月10日「魚を食べる日」、毎月24日「カツオ節の日」、毎月27日「ツナの日」とあり、それぞれ企業や業界団体等が自ら制定したり、日本記念日協会の承認を得て制定しておりますが、こうして列記してみると、筆者にも折々行われる業界のキャンペーンやロゴマークなどにより特定された幾つかの水産物の記念日が即座に思い浮かんでまいります。

なお、こうした各水産物の記念日に関する由来など詳細については大阪市水産物卸協同組合HPの「魚の記念日」をご参照願います。

海苔の記念日
恵方の日

また、大阪市水産物卸協同組合HPの「魚の記念日」には掲載されていませんが、海苔の記念日としては上記の「2月6日海苔の日」(全国海苔貝類漁業協同組合連合会)の他に、関西地方の古くからの習慣に始まり、その後コンビニ、スーパーでの販売を中心に「恵方巻き(えほうまき)」として全国普及する事になる「2月3日節分の日巻きずし丸かぶり」(関東風にいうと海苔巻き丸かじり-ただし太巻きで切らずに1本で食べる)があります(海苔の日と恵方巻きの詳細は次節記載)。

恵方の日

さらに全国の海苔生産県の漁業協同組合連合会(県漁連)で組織する全国漁連のり事業推進協議会(事務局:全国漁業協同組合連合会)は、近年必要性が叫ばれている家族のコミュニケーションと子供たちの食育の手段としての手巻き寿司(家族みんなで作る)に注目して「毎週第3土曜日は家族ふれあい手巻き寿司の日」を制定して各種キャンペーンを展開し、一方、全国の流通関係団体で組織する海苔で健康推進委員会(事務局:東京都港区元赤坂)は、毎月ではなく毎日でもという事で更に一歩進めて「手まきごはん」のキャンペーンを展開しています(手巻き寿司の日は「手巻き寿司を食べよう」のHPを、手まきごはんは「海苔JAPAN」のHPをご参照下さい)。

「興味深い記念日の数々 ―「海苔ウィーク」に思いを寄せて― 2/3/齋藤 壽典
海苔百景 リレーエッセイ」ページのトップに戻る